メッサーシュミットBf109

Bf 109は、第二次世界大戦におけるナチスドイツ空軍の主力戦闘機。Me 109とも呼ばれる。 1934年、バイエルン航空機製造(BFW)社(後のメッサーシュミット社)で開発が開始され 翌1935年、生産開始。設計担当は、メッサーシュミット技師。 単葉・全金属・引込脚など、当時の標準形態を備えたドイツ初の単座戦闘機。

仕様(G-6)

全幅:9.924mm
全長:9.020mm
全高:2.600mm
主翼面積:16.20u
自重:2,268kg
最大離陸重量:3,196kg
動力:DB 605A-1
離昇出力:1,475ps
燃料:400l

性能(G-6)

最大速度:630km/h(6,600m)
実用上昇限度:11,200m

武装(G-6)

MG151/20、MG131×2
250kg爆弾

主な型式

Bf109-V型-前生産型。A〜E各型のもととなった機体、一部はスペイン動乱で実戦試験に投入された
Bf 109-A型-初期生産型
Bf 109-B型-Jumo 210Eエンジンを搭載した改良型、スペイン動乱初期の主力機となった
Bf 109-C型-主にスペイン動乱からポーランド侵攻にかけて少数が使用された、機首上面と翼内に各 2 門のMG 17機関銃を装備した、20 mm MG FF機関砲を搭載することが予定されたC-3は生産されなかった
Bf 109-D型-エンジンをJumo 210に換装した機体で、主にスペイン動乱からポーランド侵攻にかけてある程度の機数が使用されたが、すぐにBf 109Eが登場したため戦場に長くは留まらなかった
Bf 109-E型-ダイムラー・ベンツ製エンジンDB 601Aに換装した機体で、二次大戦初期の主力機
Bf 109-F型-改良されたDB 601E及びDB 601Nエンジンに換装された機体、機体構造が空気抵抗をより考慮したものに刷新され、大きな性能向上を果たし、中期の主力機
Bf 109-G型-エンジンをDB 605に換装した機体。多数の派生型が開発され、後期の主力機
Bf 109-H型-Bf 109Fから開発された高高度戦闘機型、翼幅が拡張され、高度10,100 mにおいて750 km/hでの飛行が可能とされた、少数のH-1が生産され、試験されたが主翼の強度不足から開発は放棄された
Bf 109-K型-量産された最後の機体
Bf 109-T型-艦上戦闘機型、空母グラーフ・ツェッペリンに搭載する予定だった
Bf 109-Z型-2 機のBf 109Fを合体させて双発機とした機体、実用されなかった
Bf 109-W型-水上戦闘機型